【インターンレポート】2016年2月28日 東京マラソン2016

東京マラソン2016

                         明治大学 吉村 太海
ミールサービスをするボランティア

2月28日、曇りひとつない絶好の天候に恵まれ、今年で記念すべき第10回目を数える東京マラソン2016が盛大に開催されました。一般財団法人東京マラソン財団主催のもと、東京都も共催をし、吉原修都議と共にマラソン開会席に同席させていただきました。

今年よりパラリンピックの公認大会として開催された車いすマラソンレースが、一足早く都庁前から出走していきました。私たちが普段目にする車いすとは大きく異なる、極限に速さと軽さを追求した競技用車いすは、スタートのピストル音を合図にロケットのようなスピードで急発進していきました。東京都の美しく、平坦に整備されたレースコースは、どの世界大会にも引けをとらないほど、走りやすいのではないかと思いました。

スタートするランナーたち

世界レベルの招待選手の面々がスタートラインに出揃い、その後ろにはエリートランナー、一般ランナーと会場の熱気が最高潮に達したその刻、9時10分。ついに36500人ものランナーが一斉にスタートしました。

ところで今大会は例年参加の倍率は10倍を越え、幅広い年齢層とまた外国参加者も85の国と地域を数える世界的な大会となっています。また、参加者たちは思い思いのウェアに身を包み、スタートで駆けていく姿は極彩色で美しく感じられました。

ご存知の通り、東京マラソンは都心を文字通り十字に走るよう形成されたコースが特徴的です。皇居や銀座、東京タワー、スカイツリー、浅草と東京の名所をこれでもかと言うほど詰め込み、景観が美しく飽きないことでも有名です。そして、ゴールは有明の東京ビッグサイト。私たちは一足先にこのゴール地点に向かい、感動の一瞬を今かと待ち望んでいました。

ゴール地点

 栄えある最初のゴールテープを切ったのは、男子車いすのクート・フェンリー選手(豪)でした。トップ集団は熾烈を極め、2秒いうわずかな瞬間に4人もの選手がゴールに飛び込んできたのが印象的でした。先に述べたとおり車いす競技は、今大会より国際認定されました。来年以降、さらなる参加者が増加、そして認知が予想されます。

フルマラソンの部では、外国人選手の脚力に圧倒されました。1位のフェイサ・レイサ選手(エチオピア)を筆頭に、7位までは外国人勢が独占し、日本人トップは8位で高宮祐樹選手が入賞しました。選手一人ひとりが完走を果たすたびに、割れんばかりの拍手喝采がなされ、限界に挑戦する人間の可能性を垣間見た瞬間に思えました。

開会式に出席する吉原都議

 マラソン競技に限らず、スポーツは見るものに感動を与えるとはこのことだと痛感しました。今大会における大会ロゴは、異なる色の線のひとつひとつが、参加するランナーやボランティア、観衆を表し、「東京がひとつになる日」という願いが込められているようです。今大会の成功は、末永い東京マラソンの開催を願うと共に、また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックで、また東京が、日本が、そして世界までもがひとつになる日を想起させ、心待ちにさせるようでした。

最後に、吉原都議は現在、オリンピック・パラリンピック等特別委員会副委員長、オリンピック・パラリンピック推進議員連盟副会長、スポーツ推進政策研究会会長などを務め、スポーツ政策に力を入れています。スポーツシーンに残る歴史的な大会、試合が私たちの住む町田市の人間を中心に席捲されていこうというのは、とてもうれしいことに思います。また、今回このような機会をいただき、吉原都議には感謝いたします。

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