「日本人としての精神を取り戻す年に」 平成19年新年号 町田ジャーナル掲載

 世界では類を見ないほど我国は百年を超える老舗が十万以上も有り、千年を経て尚かつ現在に至っている会社が存在していると云われております。そこには時代の移り変わりの激しい中にあっても試行錯誤を繰り返しつつ、日本人特有の精神が大切に受け継がれて来たことも今日まで続いている大きな要素だと思います。戦後六十一年、確かに豊かな国になりましたが昨今の社会問題を見聞きするに付け日本の国を支えてきた精神の希薄さは正に現代病です。昨年の末に不十分と思っておりますが教育基本法の改正をみました。そして今や誰もが堂々と議論する環境になって来た憲法改正問題が、日本人自らの手による改正へと大きく動き出しています。

 歴史や伝統に学び日本人としての誇りや自信を身につけてひとりひとりが社会に責任を持てる契機の年になればと思っています。

 来る二月十八日に東京大マラソン、二〇一三年には三多摩を中心とした東京国体が開催されます。更に昨年の八月は二〇一六年へ向けてのオリンピック及びパラリンピックの候補地に、日本の代表として東京が決定しました。投票権のあるJOCの委員や関係者に候補地としていかに東京がふさわしいかを石原知事と共に、私達都議会自由民主党は提言してまいりました。五十年ぶりに再び東京で開催できるか否か、開催地の決定をみる三年後の二〇〇九年まで世界の人々に理解される様運動を続けて行きます。これらのビックイベントは世代を超えて意識の高揚にも繋がり、経済の活性化は勿論のこと、都市基盤整備、医療福祉や教育、環境問題等々十年後の東京を見据えた都市づくりに向けて広く私達の生活に密着した生活環境の向上発展に、大きな役割を果たしていくものと確信しております。

 三位一体改革によって地方分権が益々進む現在、都市間競争は更に進んでまいります。首都東京の発展に町田の発展はかかすことが出来ません。 町田市 民の皆様から都として税の納入されている額は約百六十八億円です。それに対しまして都から 町田市 への投入額は公務員の給料を除いて約三百億円程になります。すでに十九年の予算協議中ですがそれを上回る予算確保をして目に見える実感に結び付けたいと思います。

 特に大戸踏み切りの改修をはじめ都道の拡幅を確実に進めてまいりますし、中学三年生までの子供医療費への十パーセント補助や、成人病予防への補助、身障者への更なる助成、南地区への警察署設置等の治安と防災への備え等に加えて文化スポーツの環境整備に全力を尽くしてまいります。

 昨年は市民の皆様に力強いご支援と期待をいただき、夢中で駆け巡った一年でありました。今年も更にバージョンアップして、都民のより豊かな生活環境の向上に、死にものぐるいで積極的に働いて元気を加速してまいります。何かご意見やお役に立たせていただく事がございましたら、ご連絡下さい。本年も御指導宜しくお願い致します。

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