「信頼と絆を大切に、責任を果します」 平成20年新年号 町田ジャーナル掲載
新年おめでとうございます。
昨年は市民の皆様に多くのご意見やご提言をいただき、積極的に都政活動に邁進する事が出来ました。今年も平成二十年の節目の年にふさわしい伝統や文化を大切にした東京にしか出来得ない現実的な施策を、展開してまいりたいと意を強くしております。
さて、東京都では知事とともに私達は今日まで知恵を出し工夫を重ねて行財政改革を進めながら、都民の皆さんからいただいく税金の無駄使いを極力抑えてまいりました。かつては都も 夕張市 が財政破綻をした危機的な状況が無かった訳ではありませんが、今やこれまでの努力が実を結び、都の財政は豊かだと言われ地方税の法人事業税を譲与税という形で東京の税金三〇〇〇億円を国税とすることになりました。多くの都民は豊かさの実感を得ていない中にあって、地方分権が進む時代に全く逆行する内容ですが、都の苦渋の決断は首都東京としての役割を果たしつつも、国際都市東京として更なる発展に向けた東京都益への大きなスタートになろうかと思います。
今後も行財政改革を進めつつ、意識を持って収入拡大の道を確実に増していく手段を広げていかなくてはなりません。都内にあって圧倒的に多い中小事業者の方々の事業が前進的に営める施策を、これまで以上に金融策や観光策、新産業の創出等様々な施策の誘導に全力を注いでまいります。
また、次の時代へ確実に繋いでいくことが急務な子育て・高齢者支援、教育問題や福祉・医療、都市計画、都市農業と緑等、国際都市としてレベルの高い成長へ向けて、全国に先駆けた都独自の取組みが出来ますよう心して働かせていただきます。
勿論、相原大戸踏切の改修をはじめとする各地区都道整備や、小田急町田駅周辺のバリアフリー化、交番増所と南地区への警察署の設置、北部丘陵や大戸緑地の整備、災害時における鶴間地域の飲み水の確保の為の神奈川県との連携、モノレール軌道下の更なる道路整備、こどもの国線の鶴川への延伸等、数々の町田の山積されている課題をしっかりと推進します。
来年の十月には、世界のどこの都市で二〇一六年のオリンピックが開催されるかIOCで決定されます。再び五十年ぶりに東京開催が決定されれば、各国選手団の直前合宿地として町田に招致したいと思いますし、二〇一三年の多摩国体では四競技が町田で開催しますので、交流や経済の発展が確実になります。とても楽しみです。
時代の流れの中で一二七の現都議会議員の議席削減を模索してまいりたいと思っていますが、町田選挙区の現三議席は一年後の改選時にも変わりませんので、今後も引き続き責任と役割を果たすべく努力をしてまいります。
更なる御指導をいただき、大きくお育て下さいますようお願い申し上げます。