2013年11月28日木曜日

外国人技能実習制度の充実に向けた緊急要望を提出しました

■外国人技能実習制度の充実に向けた緊急要望

 外国人の在留資格の一つである「外国人技能実習制度」は、我が国で開発され培われた、優れた技能・技術・知識を開発途上国等へ移転することを目的としており、我が国はこれまで、同制度の活用を通じて国際貢献に努めてきた。また、同制度は、我が国の産業の振興及び発展に寄与する制度としても大きく貢献してきた。
 今後、我が国では、東日本大震災からの復興や老朽化したインフラの更新などにより、公共事業等の増加が見込まれる。このため、本制度を活用した外国人の技能習得・習熟の機会が一層増加するものと考えられる。また、より高度な技能者の育成のニーズが高まっているなか、より長時間の実習期間が必要となっている。
 しかしながら、現行制度では、実習期間が最大3年で再延長できない上、帰国後の再入国も認められておらず、これらの機会を活用して実習生がより高度な技能を習得するための環境が十分に確保されていない。
 このような状況から、同制度の充実に向け、以下のとおり緊急に要望する。



 実習生がより高度な技能を身につけるとともに、母国の技術レベルの向上に貢献できるよう、一定の技能レベルに達した者に対する実習期間の延長や再度の技能実習の導入など、本制度の趣旨を十分に発揮させるための制度の充実を早急に図ること。

2013年11月26日火曜日

厳しい経済環境と都民の雇用不安への対応を求める緊急要望を提出しました

■厳しい経済環境と都民の雇用不安への対応を求める緊急要望

 都はこれまでも我が党の強い要望を受け、都内中小企業の経営安定を図るための支援や都民の不安解消に向けた雇用・就業対策など、様々な施策を講じてきたところであります。
 我が国の景気は、緩やかに回復しつつありますが、未だ中小企業の隅々まではしっかりと行き渡っておらず、特に、小規模零細企業の成長に向けた経営基盤の強化は喫緊の課題です。また、国の調査によると、非正規雇用で働く人が調査開始以来の過去最多となったほか、若者における離職率が依然として高い水準にあるなど、引き続き、きめ細かい雇用・就業対策も求められています。
 そこで、年末を控え、下記の対策を早急に実施することを強く要望いたします。

1 資金需要が増加する年末から年度末にかけて、中小零細企業の資金繰りに支障が出ることがないよう制度融資に万全を期すこと

2 一刻も早く厳しい経営環境から抜け出し、成長への手立てが見出されるよう、年末に向けて、中小零細企業に対する金融相談や経営相談を行うこと

3 年末において、解雇、顧止め、退職などに伴う労働問題や就業についての問題を抱える都民に対し、適切な相談態勢を整備すること



2013年11月22日金曜日

【インターンレポート】2013年11月22日 小野路里山交流館  


       首都大学東京 吉原修事務所学生インターン 廣田 あかり
                                        平成25年11月22日


多摩丘陵の原風景を残す町田市北部の小野路地域。この地域周辺には、縄文時代の遺跡が多く発見されている。
初めて訪れた人はここが東京都であることを忘れるかのような自然あふれるこの小野路に、9月29日「小野路里山交流館」が開館した。
ここは江戸時代に大山街道の宿場町として賑わった小野路宿があり、その中の旅籠だった1軒の旧家屋を再生して作られたのが小野路里山交流館である。
町田市の新たな観光スポットとして、交流の場、休憩処、食事処、学びの場など多くの役割を持つこの施設は地域活性化の一躍を担っている。


今回この小野路里山交流館に行った報告や、利用者からのインタビュー、さらにそこから見えてきた観光に対する課題点やこれからの発展性等をまとめる。

訪れたのは11月中旬の晴れ渡った平日の昼間。
最寄駅である鶴川駅からバスで15分、町田駅からはさらに時間がかかるお世辞にもアクセスの良いとは言えない地域であるため、人がそれほど集まらないのではないかと予想をしていたが、実際訪れてみると予想を大きく裏切る多くの人であふれかえっていた。
交流スペースには小野路をトレッキングしてきたと見られる服装の方が目立った。またこの日は和室スペースにて20名~30名ほどの団体の食事会も開かれており活気にあふれており、全体的に高齢者層が多いという印象だ。


【小野路里山交流館名物その1! 江戸時代にタイムスリップ!】
館内には、それぞれ昭和初期に建造された土蔵・味噌蔵・製茶場・長屋門がある。
それぞれ基礎部分など補修が行われているが、どれもほぼ当時の形のまま再生されていて、この時代に戻ったかのような趣を感じることができる。
これらの施設はただ見るためだけに利用されるのではなく、小野路地域の歴史や文化を学んだり体験できる場としても活用されている。
例えば土蔵。ここでは展示ギャラリーとして、小野路地域の歴史、文化などをテーマにした企画展を開催するほか、小野路町在住の方の作家展など地元の方の作品発表や、地元の方に限らず個展開催もできる場として提供されている。
製茶場では建物内にかまどがあり、うどんやまんじゅうつくりなどの体験もできる。
また、里山交流館が作られるにあたって、館内だけでなく、周辺地域も整備された。
町並みをそろえるために、水路や塀も作られ、江戸時代の大山詣りの宿場として賑わった小野路宿の雰囲気を味わうことができる。
※イベントのお知らせや、個展の案内は当館を運営しているNPO法人小野路街づくりの会facebookページをcheck!https://www.facebook.com/satoyamakouryukan
製茶場
味噌蔵



【小野路里山交流館名物その2! 小野路うどん】
お昼時になると多くの人が食べにやってくる小野路うどん。
なんとお値段は①コイン500円!!この格安にも関わらず、うどんだけでなく炊き込みご飯など季節の小鉢もついてくる。
うどんは小野路で生産された小麦粉を100%使用しており、つけつゆは昔からこの地域で食べられている醤油ベース。つけつゆの中にも地元のお肉やキノコなどの山菜が入っていて盛りだくさんである。若者には新鮮で、年配の方々には懐かしく感じる味であろう。
もう一つのお勧めは1個100円の手作りコロッケだ。100円とは思えないほどボリュームのほくほくした揚げたてコロッケ。1日30個限定だ。
これらの食事はすべて地元のお母様方が一生懸命館内の厨房で作ってくださる。
温かみのある美味しい小野路料理。12時前にすべて売切れてしまうこともあるそうだ。
ここで提供される料理は季節によってメニューも変わり、様々な味が楽しめる。
館内の自然も季節によって様変わりするので、ぜひ春夏秋冬訪れてみたい。





【小野路里山交流館名物その3! 地元産物売り場】
町田、特に畑の多い小野路地域で収穫された野菜も毎日販売している。
その他100%町田産のジャムや米粉・豆類・手工芸品も取り揃え、販売されている野菜にはすべて生産者が分かるように紹介写真もあり、消費者も安心して購入することができる。

【小野路里山交流館名物その4! あの“新撰組”も歩いた小野路の歴史!】


宿通りはかつての宿場町で、幕末の頃、新撰組の近藤勇らが何度も出稽古に訪れた場所。
その他にも歴史が多く詰まったこの小野路の歴史を知ることのできるパネル等があり、歴史に触れることができる。
食事が出来上がるまでの時間に見ていた方も多く見受けられた。
あの近藤勇が!!!!
あの土方歳三が!!!!
歩いた地を自分も歩きたい!
という散策者も多く、そんな方たちの休憩所としても賑わいを見せている。




【利用者へのインタビューから】

①多摩市から訪ねてきたというFさん(女性)。この施設を利用したのは今回が初めてとのこと。散歩でこの付近をよく歩くそうで、散歩中に改修工事をしているのをご覧になっていたが、開館したことを知り、足を踏み入れたそうである。「とても素敵です。元が歴史の建物ということで建物自体も素敵ですし、陶芸の釜も素敵。地域性があって、とても温かくてそういうところもいいですね。」多摩ニュータウンに住むという女性は近所にこのような場所がないということで、温かさを感じられるこの場所がとても素敵だと話す。「もっとあちこちにできてほしいです。」との声も聞くことができた。

②町田市内である玉川学園から訪ねてきたというWさん(男性)。奥様とお二人で、電車とバスを乗り継いで来られたそうだ。この施設を知ったきっかけは月2回発行されている広報まちだ。Wさんは以前から歴史に興味があり、広報まちだを読んで、この歴史の古い小野路にも興味を抱いたとのこと。小野路は車で通ったことはあるけど降りてみたのは初めてだという。



「やっぱり自分の住んでいる町だから、その歴史には興味があります。初めて降りてみて町並みが意外にすごいことにびっくりしました。ビールも飲んじゃいましたよ(笑)」
Wさんは、町田の歴史をさぐるバスツアーにも積極的に参加していきたいと話す。



③町田市内である小山田町と山崎町から訪ねてきた女性2人組の方にもお話を伺ってみた。今回
この施設を訪れるのは2回目だという。初めてここを知ったのは広報まちだを見て。
このお二人のお話によるとこの地域一体はウォーキングで利用される方が非常に多く、自分たちもその一人だそう。小山田緑地や里山にいっぱい道があり、何回来ても様々なルートがあるため毎回違った楽しみが味わえる。
さらに歴史もあって、あまりキツくないため高齢者には最適のコースのようだ。「ここは本当に素敵。特に雰囲気がいい。食事も1コイン500円で安いし、しかも美味しい!!」
この施設ができるまで「お金をかけてこんな贅沢な施設を作る必要があるのかしら」と思っていたお二方も、実際完成してみると「多くの人が楽しんでいるし、自分たちも楽しませてもらっているから良いんじゃないか。何もなかったこの地域に雇用も生まれて活性化しているわけだし」と話す。
このお二人はウォーキング後の休憩所として、またこれからもウォーキングの定番コースとして利用していきたい、と今後の継続的な利用の意思も示してくれた。
「町田市街はうるさい雰囲気がして大嫌い」と話していたこの二方と同様の意見を持つ方も町田市民の中には多いのではないかと思う。
自然がいっぱいある里山や緑地は今後そのような方々に愛され続ける一つの拠点となるのではないだろうか。


【今後の課題】
Fさんのお話にあった地域性や温かさ。
私がこの施設を見てまわっていたときにも、地元のあばあちゃんが施設を運営する地元の方で成り立つNPO法人の従業員の方と世間話をする姿が見られた。
荷物が重たいから少しの時間、預かってもらえないか、という地元の方の荷物を預かる様子も。
この施設を荷物置き場として利用することは本来の目的から外れるが、そういった地元住民の要望に臨機応変に対応する姿や、話をするために集まる方々を見ていると地域性や温かさがにじみでていると感じた。
このような施設の地域性や温かさが利用者の方にも伝わっており、さらなる需要があるのではないかと思う。
市外からの訪問者や、広報まちだを多くの人が見てここを訪れているという事実も分かった。
隣の多摩市とも連携して多摩市の広報で紹介してもらうことで町田市外からのFさんのように温かみや地域性を求めている方が「お隣の市だけど運動がてらちょっとだけ遠出をしてみよう」という気持ちを抱いてきてくださる可能性も大きいのか。
とはいえ町田市民でもこの施設の存在を知らない人は多い。
駐車場がないため訪れにくいという問題もあるが、Wさんのように家用車以外の交通手段で訪れたからこそお酒まで飲んで楽しめるという考えもできる。


【最後に・・・】
「スタジオジブリ」の作品の一つである「平成狸合戦ぽんぽこ」は、自然への畏怖を忘れ、高度経済成長期の波に乗り、自然豊かな多摩丘陵を切り開き、ニュータウン建設を始めた人間を懲らしめ、静かな生活を取り戻したいと狸たちが人間への抵抗を行う物語である。
物語に登場しそうな狸たちが、安堵の笑顔で今にも顔を見せそうな自然豊かな小野路地域に誕生した町田市の新たな観光スポット「小野路里山交流館」。

町田市街=若者の街というイメージが強くなりつつある町田市。
がやがやした雰囲気が嫌いという方もいれば、そんな町田も好きだけどたまには自然で癒やされたいという方もいらっしゃるであろう。
町田市街の活騒が苦手な方はもちろん、たまには自然で癒やされたいという方、歴史が好きな方、トレッキング愛好者、人とのふれあいを求めたい方など老若男女が集い、楽しめる施設として、今後の小野路地域と「小野路里山交流館」に期待したい。
主屋からみた中庭



外の通りからみた外観

整備された小野路の町並み「水路や塀」
















2013年11月18日月曜日

地方法人特別税及び地方法人特別譲与税を撤廃し法人事業税に復元することを求め、法人住民税の一部国税化に反対する決議

 真の地方自治とは、地方自治体が自らの財源と自らの責任に基づいて行財政運営を行うことにより初めて実現できるものである。そのためには、国から地方への権限の移譲と、その権限に見合った財源を確保できる税財政制度を構築することが不可欠である。
 
 しかしながら、先般、国の検討会からは、現在と同様の法人事業税を用いた偏在是正度を容認するばかりか、法人住民税の一部を国税化し交付税原資とするなど、地方分権に反する提案がなされている。そもそも法人事業税の暫定措置は、消費税を含む税体系の抜本的改革が行われるまでの間の措置として導入されたものであり、平成26年度税制改正において確実に撤廃し、法人事業税として復元されるべきものである。
また、地方の基幹税が国税化され、地方交付税への依存度が高まれば、地方の自律的な財政運営が阻害されるとともに、本年6月に政府が決定した「経済財政運営と改革の基本方針」の中で示された不交付団体を拡大していくという方針にも反する。

 人口の減少社会の到来といった社会構造の大きな変化が進む中、限られた財源を都市と地方で奪い合うという従来どおりの発想では、わが国の明るい展望を描くことはできない。日本の心臓である東京が、日本経済の再生を牽引し、その効果を全国に波及させ、税収全体のパイを拡大していくといった発想が重要である。
 地方分権の針を大きく逆戻しする今回の国の提案は、到底承服できるものではない。我々は一丸となって、この地方自治の根幹を揺るがしかねない問題に立ち向かうものである。

 地方法人特別税及び地方法人特別譲与税を当初の約束どおり、当然に撤廃し、法人事業税に復元することを求めるとともに、都市の活力を削ぎ、地方分権に逆行する法人住民税の一部国税化に、断固反対する。
 以上、決議する。

 平成25年11月18日