町田の丘学園の教室不足に対応するために、校舎の増築を決定いたしました。まずは仮設校舎から。
障がいがある子どもさんが通う町田の丘学園(特別支援学校)、知的障がいや身体障がいの子どもたちおよそ400名(小中高)が通っています。
一般校に比べ専門の先生による手厚い支援を受けられ、卒業後の進路等についても専門の訓練やまた情報も集まりやすく、保護者のネットワークなども充実しており、近年特別支援学校を選択する方が大変増えております。
急激な生徒数の増加により、マスコミ等でも報道されておりますが、教室不足が深刻な問題になってまいりました。教室をカーテンで仕切ったり、図書室の本を廊下に出して教室に使用したり、体育をするにも玄関前のスペースを利用したりと、教育環境は大変悪化しおります。
教育施設である学校は、本来国の設置基準により教室の広さや必要な施設要件が定められているものですが、現在のところ特別支援学校にはこの設置基準がありません。
特別支援学校の設置基準の早期策定を求めて行く事は当然ですが、まずは教室不足に対応するため、町田の丘学園のPTAの皆様はじめ、関係団体と一緒になって、東京都に対し早急に教室の拡充を行なうようにと強く要望活動を続けてきた結果、校舎増築が決定いたしました。
また、取り急ぎ、来年度より、旧忠生第五小学校跡地に仮設校舎を建築し、小中学部B部門の36学級の教室を設置することも決定いたしました。
引き続き、本校舎増築工事についても前倒しで実施できるよう進めてまいります。