「今年こそ政治が転機の年に。」 平成23年新年号 町田ジャーナル 

新年あけましておめでとうございます。

昨年は残念ながら政治に何の期待も持てないと多くの国民が実感した年であったと思います。そもそも国のリーダーである総理大臣や国民の代表である国会議員の役割は国民の生命と財産を守ることにあります。それは正に国家の主権を守ることであり、国家としての形を継続し発展させる大きな使命を果たすことにあります。にもかかわらず何と自ら仮免許中と評した現政権には驚かされました。激動の国際情勢にあって、普天間基地移転問題では途方も無い期待を沖縄県民に抱かせ、中国漁船衝突事件でも、中国に対して毅然とした対応が取ることができず、更にはロシア大統領の北方領土・国後島への強行な訪問劇に対して、日本固有の領土であることを強く抗議することも出来ませんでした。加えて北朝鮮による韓国への砲撃事件時の日本政府の危機意識の乏しさ等、国の体をなしてないと言っても過言ではありません。我が国は戦後長年に亘り実に多くの国々と関わりを持ち、信頼と友好関係を築き国の発展に懸命の努力を重ねてきました。いかなる政権交代の形であっても外交と防衛問題は国の根幹に関わり事であり、国としてのあり方や方向性が大きく変更されることは決して大げさではなく国が滅びることに繋がっていくと思います。

また、政治主導と言いつつ余りにも極端な政権公約を掲げ、実行が危ぶまれると場当たり的な対応に終始している現政権は生活者に密着している地方議員から見てもとても残念でなりません。

こうした国政の現状こそ有権者に信を問う時ではないかと思います。 さて、私は昨年特に三つの課題に取り組みました。①本会議での石原知事への質疑に加え、教育庁、財務局とも折衝し急遽小中学校普通教室の冷房化に向けて来夏より実現します。②子どもの健全育成のための都条例改正に向け委員会での自民党の責任者として反対姿勢を貫いてきた民主党を説得し成立しました。③障害者・高齢者福祉対策、子育て支援、救急医療体制の施策が新たに進みます。

今年は市内の道路整備や緑対策等は勿論ですが、医療の救急搬送対策、高年齢出産時の周産期医療をはじめとする子育て対策、親亡き後の障害者福祉対策、高齢者の見守り対策等に加え、スポーツ・文化の振興を中心に全力で成果を出して行きます。

我が国の世界に先駆けた高度成長時代の余力を使い果たしてしまうかごとくの昨今に加え、新たに世界で類を見ない程急激な少子高齢化の進行は世界各国がその対策を見本にしようとしています。そうした状況を東京が日本を変えていく気概で都政に望んでまいります。

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