「都民生活満足度世界一を目指して」  平成20年夏号 町田ジャーナル掲載

 最近、東京・日本を訪れる多くの外国人が大変目立つようになりました。そして日本を訪れた外国人は「近代的で、日本独特の文化の良さも感じる」と評価しています。折にふれアジアやヨーロッパを廻ることがありますが、日本人の生活レベルの高さに驚きます。日本の食事は外国人にも受け入れられ安全性も高く、男女とも長寿国、そして科学技術国であり経済も世界をリードしています。戦後の混乱から短期に立ち直った現在の日本の姿は外国から見れば魅力的な日本であるにもかかわらず、日本人にはその確かな実感が少なく元気がありません。

 東京は日本人が元気の出る要素を持った、更に進化出来る可能性の大きい大都市です。中小企業の育成支援は勿論のこと、誰でも親しみ楽しめるスポーツ振興、芸術文化振興もその大きな役割を担っています。

 二〇一六年オリンピック・パラリンピック開催に向けて去る六月四日、東京・シカゴ・リオデジャネイロ・マドリードの四都市が正式に立候補都市として決定し、その中で、環境対策や治安の良さ等「世界一コンパクトな東京五輪計画」がIOCに最も高く評価されました。来年十月の開催地最終決定を目指し都民・国民が一致結束してこの招致レースに勝ち抜ければと思います。東京開催が実現する事によって、日本の文化や最先端の環境技術等々を世界に発信すると同時に、単なるスポーツの祭典ではなく東京・日本を再生し、未来を担う子供達に夢や希望と感動を与え、日本だからこそできる新しいオリンピック・パラリンピックになると思います(その時は各国のトップアスリートを町田に事前合宿地として必ず誘致します)。そして何よりも暗い雰囲気の漂っている今の日本社会にあって日本人自身に元気を加速させることが出来るという東京でのオリンピック・パラリンピック開催には大きな意味があると思います。

 環境最先端都市東京へ

 去る六月の都議会において都議会自由民主党は、率先して最近の地球温暖化対策の制度化に望みました。地球温暖化がこのまま進むと二十一世紀末には日本の平均気温は最高で 4.7 度上昇し、雨量は世界で 6.4 %増加すると予測されています。

 そこで世界でも初めてCO2排出量の多い大規模事業所約一三〇〇事業所(ビル・店舗等)に対して排出削減にご協力いただく事になります。と同時に省エネ対策に積極的な事業所から減らした量を購入できる制度を作りました。またCO2全体の四分の一が私達の日々の家庭生活から出されています。節電や白熱球の一掃、太陽エネルギーの活用、高効率の給湯設備等家庭生活での取組みを支援していきます。最も必要なのは昔ながらの伝統である「もったいない」精神を活かした省エネ生活に見直すことではないでしょうか。

 都市間競争に勝てる町田へ

 首都東京を支えている町田の姿を明確に進めていかなければなりません。私は外から町田へ訪れ易い環境造りを目指しています。新たに南地域への警察署の新設、川と緑と桜の名所作り、南町田駅の急行ストップ、鶴川駅の急行 ストップと駅 周辺整備、都道整備(鎌倉・芝溝・町田・鶴川・成瀬各街道及び平山・金森地域藤沢各線)、JR 成瀬駅 南口広場整備、こどもの国線延伸(こどもの国~鶴川駅経由唐木田駅)、多摩モノレール町田乗り入れ、大戸踏み切り改修着工、多摩丘陵の保全と活用、絶滅危惧種ホシザクラの 小山町 群生地の保全、交番設置(南町田駅・玉川学園駅・多摩境駅・薬師台等)、歴史的建造物と遺跡保全支援、河川改修(鶴見川ー野津田~図師・境川)、大戸緑地の都立公園化、文化活動とスポーツ活動の環境整備等々主な課題を中心に全力で取組んでいます。

 市民の皆様から今日までいただいた評価に加え、今後も熱く燃えて働かせていただきます。

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